(仮)

好きなことを好きなだけ語るためのブログ

ロビ的DD楽曲大賞2019

始めにおことわりしておきますが、薄々勘づかれてるとは思いますが相当に趣味の偏った人間の、個人的な「好き曲」ランキングです。
激単推しモードもほぼ解除してます。何が言いたいかというと、推しのセンター曲も振り付けした曲も出てきません。

多分、読んで得する人は特にいません。
でもね、好きなものを好きなだけ語るのって楽しいじゃないですか。いいじゃないですか語らせろ。それだけの記事です。

では、ロビ的DD楽曲大賞2019ベスト5!
5位から発表します!!





・5位 パンドラの箱(パンダドラゴン/『VIVA!チャイナ!』カップリング曲)

だってこれ発売したの、結成1年ちょっとなんだぜ。

結成1年ちょっと、つまり1年ちょっと前まで(ほぼ)素人だった子たちの歌う曲じゃないし、それが信じられない驚異のクオリティの高さ。どんなスピード感で成長したら1年ちょっとでこうなるのか。パラゴンというチームの「勢い」と「進化への貪欲さ」を感じる1曲。

全編ラップ、曲の大半がソロパート。
まずソロパートの歌詞が、メンバー紹介的な内容になっていて、とてもいいです。個人的に好きなのは、あづくんパートの「~誰かに言われたプライド持てと 大好物はフライドポテト」。寸分違わず韻を踏みつつ、攻めたかと思うとふっと肩透かしを入れてくるところ、とても彼っぽい。ぱっちくんパートの「有能なところを見せつけましょう」も的確過ぎて拍手。
曲の展開というか曲調が各メンバーのパートごとに変わるのもめっちゃ好き。アクセント的になるきくんパート差し込むの秀逸すぎるし、ぱっちくんパート始まった瞬間からテンションが上がるように仕向けて、その直後に祐矢くんに「本当は赤より青の方が熱いって言うやん」ってクールに言わせるの天才の所業。パラゴンは、例えばMeseMoa.とかに比べたら、生歌と音源の差がそれほど大きくない(逆に言えば、ライブ行けなくても音源で楽しめる)(というかMeseMoa.の生歌が凄すぎるのであって比べる相手がおかしいという説はある)グループだと思うのですが、この祐矢くんパートは例外で、ライブで別物級に進化してかっこよくなってるので、是非またライブで聴きたいです。
そしてサビの歌詞。「パンドラの箱 開けたら最後まで責任持てよ」「もしくはそのままそっとしておくか」「君が決めな」、

って突き放しておいて、でも、ようたみは言い残すのだ。

「いま君はこの世界で一人じゃない」

ねぇかっこよすぎないか君たち。
パンダドラゴンはいいぞ。


・4位 NA・NA・NA(パンダドラゴン/アルバム『April』収録曲)

この曲については事あるごとに語ってきた訳ですか、まあざっくり要約すると、「青い熱に浮かされた時代の若い切実な熱情えろいよね」です(これ以上語弊の少ないまともな表現が探せなかったごめん)。
パラゴンのNA・NA・NAの生命線は、勢いとスピード感、疾走感だと思う。1番と2番の間の間奏の、跳ぶように走るように輪を描きながら下手からセンターに移動していくフォーメーション変化とかめっちゃ好き。

そして、その中での「色気」の表現が、メンバー各々みんな違ってみんないい、んですよ!
まず、水を得た魚ってこういうことか、と思うほど、自由自在に踊りまくってる祐矢くん。これがもう、美しくてセクシーで踊ってる本人が超楽しそう、という、そうです王国民全員好きなやつ(私調べ)。
かと言ってこの曲のあづくん見ないのは絶対に損。あんな闇を孕んだ情熱や退廃的な色気の独自の深い表現ができるアイドル、他にいない(私調べ)。サビの「踊ってごらんよ」のところのあづくん、何度見ても最高に好き。
ぱっちくんの歌もいいです。私この曲はぱっちくんがメインボーカルだと勝手に認定してるんですけど、あの歌声が曲の切実な疾走感にがっつりハマるんですよねーーー。

とにかく余すところなく全員見たい曲なので、公式YouTubeチャンネルに上がってるアスナル金山のライブ動画の高画質定点アングル神でした。ありがとうございました。


・3位 浮世ダイバー(cosmic!!/『恋愛環状線カップリング曲)

ご存知、腰祭りの曲。

私はcosmic!!のライブをそれほどたくさん見た訳ではないのですが、わりとDDの中では「男っぽさ」担当というか、他のグループにはない雄みだったり男の子!感のあるグループ、というイメージがあって、それは多分、この曲の印象が強烈だからだと思う。
ライブで無条件でうぉーーー!って盛り上がれる曲。歌詞も「中途半端な夢じゃないだろう」「イバラ道だが恐れずゆこう」、おーいぇー血が騒ぐ。

振付けも、ダイバーポーズみたいなポイントきっちり押さえてて、キャッチーですよね。1回見たら絶対2回目から真似するよねダイバーポーズ、わかるよ。
この曲の振りは、完成された男性の身体でガシガシ踊るのが似合う気がする。そういう意味で男っぽさ担当。………それでまあ、そのひとつの象徴が問題の「腰祭り」なんですけど。
あの「いやこれ嫌いなオタクいねぇだろ全員好きだろ」という振りに沸き倒してたDDDPラストの公演、MCで「ここはみんなで『こ~~~~しまつり!!』って言ってください」って言われたとき、「!!?!??」ってなりました。えっまあ確かに腰祭りだしそう思って見てたけど、公式なんですか?? コールにすんの!?!? ホールいっぱいの客席(※大半が女子)が全員で「こ~~~~しまつり!!」って叫ぶの頭おかしくない????
こいつら正気かって思いましたよね。好きです。

その上で、この曲の中でのつるてぃーさんの存在感は特筆しておきたい。
この男っぽい曲に、あの繊細なボーカルが乗ってるの、興奮しませんか。私だけか。雄み強い腰祭りを、インテリ眼鏡の風貌であんな楽しそうにやられるの、めちゃくちゃ興奮しませんか。私だけか。私だけじゃないって信じてる。正直に名乗り出なさい握手させてくれ。


・2位 真逆の糸(MeseMoa./『真逆の糸』表題曲)

1位と2位めちゃくちゃ迷った。同率1位もありだったかな…と思いながら今これ書いてる。

MeseMoa.は、オーディションとかで集められたグループじゃないからこそ、メンバーひとりひとりの得意分野・そうじゃない分野がちょっと規格外な程にでこぼこしてるところがあって、私はそこがとても面白いと思っています。それで、そのメンバーそれぞれの得意分野を限界まで詰め込んで、1曲成立させてしまったのがこの曲、っていう感じがする。

冒頭、煎じさん白服さん野崎さんの台詞。演技のお仕事の経験を積んできた人たちの実力。
間奏のぷんあおげるのダンスパート。仙台フリラで初めて全貌を見たときの衝撃。いやいやいやいや確かにダンス班です、今までだってダンス班フューチャーパートはありましたよ!? でも、ここまで高い技術を要求される振りが、こんなずっと活動してきてて、今になってここに来て曲の中にさらっと2回も織り込まれるの凄くないか。この人たちの進化に天井はないのか。
あお兄ぷんとみの歌もいい。プリンスの歌声の、誰とユニゾンになっても色が滲み出る感じがとても好きです。兄の、どんな曲が来ても曲の世界観に魔法みたいに溶け込むカメレオンボイスも、短いパートでも確実に聴く人の耳を捕まえるとみたんの歌の表現力も流石ですよね。
一番好きなところは、サビ後半の「I need them」のハーモニーです。何度生で聴いてもあの音圧にめちゃくちゃ興奮する。これだからMeseMoa.は、「ライブで生歌が聴きたい」ってなるんだ…。

そして、二番煎じである。

これほどまでにメンバー全員のスキルを詰め込んで成立している曲の世界に君臨しているのが、歌わない、そしてセンターからほとんど動かない二番煎じであるという事実。この曲の最大の沼ポイントはそこだと思う。こんなこと煎じさんにしかできない。
口々に矛盾した欲望、要求をぶつけられて苦悩しながら、黙って立ち上がって「I need them」に向かっていくラスサビ、壮絶にかっこいい。「歌わない二番煎じ」センターありきの曲だと思う。


・1位 UNBALANCE BOY(MeseMoa./アルバム『Its Showtime』収録曲)

アルバムのクロスフェードでサビ頭のピコピコサウンド聴いたとき、こんなにかっこよくてエモーショナルな曲だと全然想像しなかった。魔法か。

個人的な解釈ですが、真逆の糸が二番煎じありきの曲なら、この曲はあおいくんととみたんの歌だと思う。青春をアイドルとして生きることに捧げる宿命を背負った少年と、柔らかい少年の心を持ったままアイドルになることを選択してしまった青年の物語。
歌詞がとても刺さるし、歌割がまた、神の采配だと思うんですよね。あおいくんが「僕の初めてを君に全て捧げよう」と「最初」を歌い、それと対になるとみたんが「その目を逸らさずに僕を最後まで見てよ」と「最後」を歌い、しかもその両方を裏で兄がハモってるって凄くないか。情の深いのっくんに「人を愛してはならない」って歌わせるのも、大人で知識も経験もある野崎さんに「知ることを禁じられた」と言わせるのも罪深いと思う。この人がこの言葉を歌ったら刺さるし響く、という選択がいちいち震える。
兄プリのコーラスでメイン二人を支えてる構図もすごく好き。曲の中での役割分担をはっきりさせて持ってるスキルを出しきる、っていう流れは、ここからなのかなぁ。

そしてライブでのダンスパフォーマンスが問答無用にかっこいい。
私は肉フェス大阪で初めて見たんですが、あの時の衝撃は忘れられないです。音源聴いたとき「ライブが想像できない」「振付けの想像がつかない」ってずっと言ってたんですが、かっこよさにベクトルを振り切った振付け、思い切ったフォーメーション変化も、ちょっと今まで見たことがないインパクトでした。「こんなMeseMoa.が見たい」「こんな推しが見たい」を、叶えるどころか斜め上から超えてくる興奮。
本当にこの人たち、どこまで進化するんだろう。いまや先輩の立ち位置なのに、まだまだ挑戦するし、化ける予感があるし、だからこそ推せる。そう思わされた曲です。





以上、私的ベスト5でした。
まあ、わかってたことですが、5曲に絞るの無理ゲーだよね! 語りたい曲多すぎ!!
なお、あゝ雪月花が入ってないのは単にライブ見てなくて振付けの全貌を知らないからという理由なので、どこかでしれっと番外編とか追記しようかな。

ではでは、はっぴー年末。