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好きなことを好きなだけ語るためのブログ

2026年4月の日記(MeseMoa. 全国47都道府県ツアー「BooM!!〜にほんめ。ぐるーぷ〜」奈良公演、とか)

春になった。

 

東京を出る時も桜は咲いていたはずで。

東京にも勿論、桜の名所なんてたくさんある。でも、とにかく出てくるまでが慌ただしくて、桜を見に行こうという気持ちの余裕なんてなかった。だから、私がこの春初めてちゃんとみた桜は、こっちの新しい家に着いてから。無事に到着して、引越しの荷物をどうにか部屋に収め、やっと、桜めっちゃ咲いてるな、って気づいた。

市役所で転入の手続をしたときに見かけたポスターで、家からすぐのところで桜に因んだイベントが開催されていると知って、ライトアップされる夕方頃の時間に出かけてみた。今年は、去年よりもかなり満開が早いらしい。この街でちゃんと生きよう。と思って、それを写真に撮った。

 

今回の奈良公演は、初めて引越し先から行った現場です。

 

定期的に異動があって全国転勤のある仕事をしてるので、東京に住んでいられる期間が限られてるのはわかってたし、単身赴任も初めてじゃない。

以前に日本の北の果てといってもあまり過言ではない地域に赴任することになった時は、もっとずっと怖くて、そう、絶望してた、と思う。その年のMeseMoa.は、夏にパシフィコ横浜公演を控え、「Ch.8」という凝った企画や演出パフォーマンス盛り盛りのホールツアーを回ることになっていた。その前の年のツアー「Maze.No9」を私は全通していて、そういう時代って、そういう生活がずっと続くと思ってるし、それができなきゃいけないとなぜか思っちゃってるんですよね。今までのように全部の現場には行くことができないかもしれない、という事態は、当時の私にとって相当な不安だった。

まあ結局なんだかんだ言って「Ch.8」は全通したんですけど(「TVに出ないMeseMoa.が『TV』を超ハイクオリティなライブパフォーマンスとしてやってしまう」コンセプトがまずかっこよくて、過去のツアーの中でも指折りに好き)、その秋のツアー「TIME TRAVEL6」はライブハウスでチケットが激戦だった上に平日開催の公演があって無理だったし、年明けにはコロナ禍が始まって東京の自宅との移動さえ自由にできなくなった。赴任を終えて東京に戻ってきたと思ったら激務の部署に異動になり、自分の都合で休みを取ることはほぼできないって状況になったりもした。

 

オタクというのは、っていうデカ主語良くないですね、私にしよう。

私は、業の深い生き物で、見たものよりも見られなかったもの、行けなかったライブを強く覚えていることがある。

 

聖誕祭でCry for the Moonの楽曲を歌った部も(チケットが取れなかった)、他メンバーの聖誕祭にサプライズでゲスト出演して披露したSealing Lightsも(予想してなくてチケット取ってなかった)、数々の推しソロも見逃してきた。どう考えても好みど真ん中なセトリと演出だった「LOVE BLOOD」ツアーに1公演も行けなかったし(コロナで日程が変更になり取っていた夏休みとずれてしまった)、MeseMoa.全国ライブハウスへ行こうよツアーは前半の公演に全く行けず変更前のセトリを1度も見られなかった(平日開催だったため)。

けど、約10年のオタク人生でいちばん悔しかったことは?と言われたら、ダントツで、コロナ明け最初の豊洲PITでのライブに行けなかったこと、って即答する。あと30分開催発表が早かったら……というタイミングで仕事の予定が入ってしまっていて、私は、推しがコロナ明け最初に見た水色のペンライトのうちのひとつになるという夢を逃した。そのことが臓腑が捩じ切れるほど悔しくて、みんなが、ライブ再開おめでとう、良かったね、って感動で泣いてる時に、自分が行けなかった悔しさで泣いてる私は醜いなと思った。

私は、そういう感情を捨てられない。なので、これからもオタクとして生きていくなら、この感情と上手くつきあいながらやっていくしかない。

 

だから、今回の奈良公演のチケットがFC落選して、一般も取れなくて、自分の運の悪さとチケ発の下手さ大嫌い!ってなったとき、チケトレはあっても望み薄だと思ってたので、このままチケットが取れなかった場合、その公演当日を自分にとって「しんどい記憶」にしないで、なるべくなら「幸せな記憶」にするためには、どういう行動をするのが最善か?ってすごく考えた。

最初は、特別な公演だと思いすぎない方が楽かもしれない、ツアー初日でもファイナルでもなく47公演のうちの1つなんだし、って考えてみた。でも、せっかくの10年ぶり2周目の全国47都道府県ツアー、その推しの凱旋公演をそう思ってしまうのは寂しい!って私は思ってしまった。それで、どうしようって考えて、奈良には行くことにした。

 

ライブに入れないかもしれないのに奈良まで行くんだったら、どうせならライブ会場から遠くてもいいから気になってたホテルに泊まって、観光して、美味しいもの食べよう。公演当日と翌日を空けられるように確保して引っ越しと仕事の予定を立てた。

奈良には「イルミラクル」でも「give me FIVE」でも行っているけど、何しろ出発地点が新規なので、引越し先から奈良までの行き方を調べる。新幹線と在来線の乗り継ぎ、初めて使う路線で、予約サイトの勝手が分からず右往左往しながら足を押さえた。

 

3月の最後、愛媛公演の日まで、チケトレは当たらなかった。

愛媛のライブ後の特典会で、ぷんちゃんに「チケットないけど奈良には行こうと思う」って話して、その日どういう気持ちでいくのがいいかな?って相談までした。嫌がられても仕方ない話題だとは思ってたので、反応を見て無理そうなら話を変えようと心の準備してたのに、ぷんちゃんは、嬉しい! ありがとう! って聴いてくれて、「素直にいてくれたらいいと思う」って言った。

「素直に」?って私が聞き返したら、悔しいって気持ち絶対あるやん、やから素直に悔しがってくれていい。自制しなきゃとかあるかもやけど、口悪くなってもいいから悔しがって欲しい。この悔しさが、きっと今後に繋がると思う。今日聴けて嬉しかった。って。

 

す、すごい。

ぷんちゃんって、いや全然人間のアイドルでいてくれてありがとう世界!なんだけど、神様になっても成功した人だと思う。

優しい。もちろん。でも、ただの優しさだけで出てくる言葉じゃない。ネガティブとかその芽を性急に潰そうとするんじゃなくて、ちゃんと吐き出させて、受けとめて「大好き」でいっぱいにして、そっと前を向かせる、それをやってしまうの、本当にすごい。きっと、今回に限らず、これまで何年も何年もの間、色んなことで落ち込んだり不安になってるオタクってたくさん見てきたはずで、その経験値からくる強さと賢さだと思った。

(その後、奈良公演の2日前のおやすみラジオでも同じような話をしていて、「今後に繋がる」はやっぱり、なら100なんだ!って確信できた。嬉しい。)




チケトレが当たったのは、愛媛でぷんちゃんと会った翌日の抽選だった。

 

まじか。




浮かれてTLで大騒ぎして、ほんと何週間かの間いろんな人に愚痴って心配かけてたな私……って反省して、でも、ありがとうございました。とりあえず、会場に行きやすい場所のホテルを取り直す。

もう入れないと思ってたライブに入れる!ってだけで、推しチェキ当たったくらいの嬉しさだった。チケトレは、推しチェキ(?????)。

 

ライブはとにかくずーーーっと楽しくって幸せで。特にこれがとか、この曲のここがとか具体的な記憶は断片しかないのに、一夜明けた今も、その気持ちを思い出して笑顔になっちゃう。

ソロもあるし、センターで歌うところ正面から見たいなって思って真ん中あたりに位置を取ったら、正面は人の頭が重なっちゃってちょっと見えづらかったんだけど、その代わり両サイドの視界がすっぽり開けていて、推しがステージのどこにいっても推しカメしたい勢としては結構良かった。

 

Eyes on youのぷんちゃんの「好きやろ?」「かっこいいやろ?」っていう顔が好き。1Bのバキバキのダンスがめちゃくちゃめちゃくちゃ好き。

サクラサクラブのぷんちゃんの美しい振りと「でもたったひとつ変わらぬ愛がここに」が好き。

モノクロの心の歌声が好き、この曲の後の次の曲との繋ぎのダンス、ぷんちゃんめちゃくちゃかっこよくて大好き。

ズルい女の天才振付師、気まぐれプリンスが好き。

乗り物メドレーのダンスパート部分、コミカルなのにかっこいいダンス+笑いに妥協しない彼等ならではの無声コント(なのに結構喋る)が繋がってて、演目としてお洒落だな~と思ってて大好きです。メンバーの声を加工してる音源も面白かっこいい感じにめっちゃ合ってて好き。このダンスパートでバキバキに踊ってるぷんちゃん天才的にかっこいい! どこかの公演のMCで、乗り物メドレーはぷんちゃんの発案って言ってました?(記憶違いかも?)  ツアーのコンセプトをめっちゃかっこいいパフォーマンスに落とし込んで見せてくるところ大好きです。

Majestaを踊る時のぷんちゃんの気合いが好きだし、Rabbit Jump!!の歌い出しは何度聴いてもぷんちゃんの声のための曲~!って感動する。大好き。

ソロは、何で来るのかな~って色々予想して、奈良だしHeart Beatsか、でもボカロ踊ってみたは島根で虎視眈々やったしなとか、他のメンバーの選曲からの流れでいうと、飾りじゃないのよ涙はとか、Crazy Jupiterとか? でも凱旋でその選曲は普通すぎるかとか、色々考えたんだけど、盛れ!ミ・アモーレで。そりゃ日本で1番アツいライブにしたいって言うだけのことある、このひと大好き!ってなって、コールしながら笑っちゃって、超楽しかった。

楽観烈破とむしゃむしょサンキューは身体が動いてしまう民なんだけど、私踊れるの?って1人でホテルでちょっとやってみたら全然だった。目の前で推しが踊ってるの見ながらだからミラーで手振り風にできちゃうだけで、別に踊れる人ではないらしい。自認。

泣けるくらいに強くなれたらを上京した時の気持ちに重ねて、4月は環境が変わる人も多いだろうけどって言ってくれたMC、まさに自分がその状況で、オタクの生きていく生活に思いを馳せてくれるの嬉しいなって思いました。

 

奈良は結局奇跡が起きてライブ入れたけど、見られないライブ、行けない現場は、きっとこれからもたくさんある。でも、もうあまり絶望しない。だって、これまでも入れなかった現場はいくつもあったけど、生きてたし。これからも、たぶん私は行きたいライブに行けない度に愚痴ったり落ち込んだりするんだけど、それでも一緒に生きていけるってわかったから。

新曲のタイトルとリリイベが発表されて、行ける日程を探して足と宿を確保しながら、浮かれてる頭をだんだん明日からの生活に戻す。生きよう。

4月。