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西から昇る太陽(MeseMoa.ライブハウスツアー「give me FIVE」奈良公演、とか。)

タイトルは「24ヘヴン」の一節です。

「西から昇る太陽」は、
あり得ないこと、奇跡、とかの喩えに使われる慣用句だけど、
きっとそれだけじゃなくて、
「本来沈む方向であるところ」から、「沈んだはずのもの」が、「昇ってくる」ことにとても意味がある、気がしてる。

そういう話です。

 

※ツアーのセトリ等ネタバレがあります。

 


MeseMoa.の新体制が始動して、つまり推しである気まぐれプリンス、ぷんちゃんがリーダーに就任して、約半年。
新体制最初のツアー「give me FIVE」も、もう後半に差しかかっている。

この体制になってから、
カウコンがあって、気まぐれプリンス聖誕祭があって、新曲シングルの発売、リリイベ、ドルイベ対バン、バレイベとホワイベ、リアプロリアフェス、って数々のイベントをくぐり抜けてきて、
それはそれは楽しい半年間だった。最初は、「新体制で推しがリーダーになったし1人でも客席に水色を増やそう」「だから行ける範囲で行けるだけ現場に行こう」みたいな気持ちは確かにあったと思う。でも、いつも気づいたら、そんな理屈は関係なく、ライブ楽しい! 推しが天才かっこいい!! 最高!!!って浮かれてキャーキャーして帰ってくることしかしてなかった。純粋に、いまMeseMoa.のオタクしてるの、めちゃめちゃ楽しい。

何がこんなに楽しいんだろうか?ってずっと考えてて、推しが楽しそうだからだ、って思った。

アイドルでいること、このタイミングでMeseMoa.のリーダーであること、想像しかできないけど絶対楽ではないと思う。
でも、ぷんちゃんはいつも本当に楽しそうにステージに立っていて、毎回「歌って踊ってかっこいい」の最高値を更新する、わくわくと興奮で目を見張るパフォーマンスで、
それに、新曲やツアーのコンセプトが生まれたエピソードがMCや配信で語られることが何度かあって、ああそんな天才な発想を!ってその度に感動して。
新曲「I’m sorry, I love you」の「もう一度好きになってほしい」「やっぱり好きって思ってほしい」ってコンセプトも、「give me FIVE」の意味も、「エスパーエスパー」の選曲も、ぷんちゃん発信って話が聞けたの嬉しかった。推しがやりたいと思ったことが形になったのがこれなんだ、って思えると、来るコンテンツ全部100倍楽しい。

勿論こちらには見えない、大変なこと、しんどいこと、思ったように進まないこと、表で話が出る以上に悩むこと、葛藤、などは内側ではあるんだと思う。
でも、それも引っ括めて、そういうの全部、生半可なエネルギーでできることじゃない。アイドルやりたいと心の底から思ってないとこんなのできないって思う。
だから、このパワーで活動してることが、云わば「証明」なんだって思ってる。

 

「give me FIVE」奈良公演は、6月15日と16日、土日の2days公演だった。
ぷんちゃんのソロが予定されているのは2日目、日曜日の公演。

チケットはなかなか激戦で、私もFC先行は1日目の公演しか当たらなかったし、周りにも、片方の日だけって人をかなり見た。
でもどうしても奈良で「いっぱしにアイドルしちゃってもいいかな?」って歌うぷんちゃんが見たくて、必死で一般で2日目のチケットを取った。それも、チケット発売開始時刻にはサイトに繋がらなくなってしまって惨敗で、でも諦められなくて何度も何度も戻りを見に行って、それを拾って。取れたときは、しばらく信じられなくて、思わず購入画面をスクショした。5億年ぶりに。
(ちなみに入場のときに確認したら、本当に公表されてる会場のキャパの人数いっぱいいっぱいまでチケット出てるみたいだった。入れてよかった…感謝しかないですありがとうございます。)

 

そういうわけで、奈良2days。


奈良に行くときは、いつも少し緊張する。
もちろん、推しの故郷での公演だから大切な日にしたい。今年新調した夏の水色のワンピースを着ていくことにする。
「正装で来た」って言ったらぷんちゃんに「武装やろ」って笑われました。でも確かに、水色の服を着ると心が強くなれるから、これは武装なんだと思う。推し色の服は、愛の武装

あとこの緊張ってたぶん、新幹線を京都駅で降りて電車を乗り換えて、そこからさらに1時間くらい移動する、っていう行程にも理由があると思う。東京から新幹線か飛行機で1本で行けない都道府県って、3つくらいしかないらしくて、奈良はその1つなんだって。でも、みやこ路快速ってほんとに地面を、家たちのすぐ隣を走るので、乗ってて楽しかった。だけどプライバシーとか騒音とか色んな理由で、こういう路線って少なくなっていくのかなぁ、みたいなことをぼんやり考える。

奈良駅で降りてからホテルに荷物を預けて特典会の整列までの間だけで、吃驚するほど知ってる同担にたくさん会った気がする。さすが奈良。
特典会が今の方式になってから、列の長さ、何周ループできるかは、ソロとか地域性とかによってめちゃくちゃ変動するということを学んだ。奈良な上にソロのある2日目のぷんちゃんの特典会は、FC先行分+当券1周できれば良い方という感じで、今まででいちばん人が多かった日だと思う。話したいこと厳選しなきゃと思って、愛だけ伝えて、帰ってきた。
ぷんちゃんが、受け取ってくれていること、受け取っていることを伝えようとしてくれていることが、すごくわかるって最近ほんとに思う。だから、たくさん伝えようと思う。伝えられるところにいてくれるうちに。

 

おしゃべりな亀にもまた行けたし(今回はオムライスじゃなくてハンバーグドリアというのにしてみた。めちゃ美味しかったです。)、2日間で美味しいものたくさん食べたなぁ。クラフトビールも美味しかった。
私は一応関西の出身ではあるけど、奈良はそれほど馴染みのある地域ではなかった。なので、推しの故郷じゃなければ、こんなに自分にとって特別な場所になることはなかっただろうし、そもそもこんなに何度も来ることもない人生だった、たぶん。だから、奈良に連れてきてくれたのはやっぱりぷんちゃんだよ。

 

このツアー「give me FIVE」、セトリがとにかく最強だと思ってて、
まず1曲目、というかオープニングからやばい。

「さぁ、共に行こうか」で始まる鬼ヶ島DANJI、初日見たとき、あまりに解釈一致で震えた。
むすめん。とかMeseMoa.の曲って、その当時の彼ら自身の物語と重なる曲が多いと思うんだけど、そういう曲たちが新体制で歌われることで新しい物語が加わるの、見ていて鮮やかで見事で、毎回感動する。「覚悟はいいか」「共に行こうか」って、いま推しが言ってくれるの嬉しい。「あなたが望むなら地獄だっていい」「綺麗な今を永遠にして地獄へ」を経た後に聴く「地獄の沙汰も愛次第なんじゃない?」、いいよ、って思う。いいよ愛だけ抱えて行こう。それが地獄でも大丈夫。
ぷんちゃんという人は、客席が沸くことに反応してどんどんパフォーマンスが輝きを増すという真性アイドル気質の人だと思ってて、この曲の歌割は1曲の中で後半にいくにつれてがんがんパワーアップしてくのが本当に好きです。

ソロの「ニバンセンジ」、奈良公演は特に、愛と光のエネルギーに満ちてた。
この人の歌声の「光」の力ってちょっと他の追随を許さないと思う。しかも声だけじゃなくて、全身がアイドルできる幸せに弾んでるみたいな、全力で伝えるんだっていうパフォーマンスで、
なんか絶対怒られること言うんだけど、ぷんちゃんが歌ってるのを見ていると、この歌って気まぐれプリンスのための曲だったっけ???って気持ちになる。それくらい、ぷんちゃんの伝えたい気持ちと、この曲と歌詞と、パフォーマンスがばっちりハマってて、相乗効果でエネルギー溢れまくってるみたいな、物凄い演目だった。奈良で観られてよかった。

かっこいい曲ブロック、どっちのver.が好きかって聞かれたらすごく難しい。
最近は、Majestaで始まるver.がめちゃめちゃ好きです。大逆転ディーラーとかYour IDとかのぷんちゃん、このツアーでまた何段階か覚醒してる気がする。こんなに何度もライブでやってきた曲で、「この曲こんなにかっこよかったっけ!?」っていまだに度肝を抜かれるパフォーマンスの進化があるの、天才にも程があると思うし意味がわからない。
「老舗アイドル」と呼ばれるようになって尚、バチバチのかっこいい曲ぶちかましていくの、やっぱこうでなきゃな!って思う。何が欲しくてアイドルのオタクしてるかって、自分の場合は「熱狂」が欲しくて、「かっこよくてセクシーなライブパフォーマンスにキャーキャー言ってたい」、っていうのが原点なので。それをがっつり満たしてくれる今回のセトリ大優勝ですありがとう。

終盤のShine on Youとかあすひのキラキラした多幸感、あーーーーめせもあ。のライブだな、って安心する。その曲自体っていうより「こういう流れのセトリであること」が、なんかすごくめせもあ。だなぁって。Shine on You、今更だけどこのツアーで大好きになった曲です。「君の瞳に涙はもう似合わないから」「僕にできること全てでその笑顔を守るよ」、いま聴いてこんなに鮮やかに響く歌詞になるの奇跡だなって思って、泣いたり笑ったりしながら毎回見てます。

そして何より、taptapとか、あと、なんとアンコールの最後に24ヘヴン持ってきて最後の最後までがんがん踊るのも、めちゃくちゃかっこいい。たぶん、そこでそんなに本気で踊らなくても、ライブは成立する。でも手を抜かずに最後まで全力で踊りまくる、そういうセトリになっていて、それを見せようとする。私の推している気まぐれプリンスというのは、そういう人なのだ。だから一生、宇宙でいちばん大好きなんだよ。

全力を出し尽くしたライブを毎回見て、楽しかった、推しが最高にかっこよかった、大好き、幸せ、って思って帰れる。
要するに、今のMeseMoa.のライブ、めちゃくちゃ楽しい。何なら今までオタクしてきた中でほぼ1番くらいに楽しい。こんなに楽しくオタクできる世界線残ってていいのかってたまに怖くなるくらいに。

 

以下断っておく必要があると思うのだけど、
私は元来、物凄く悲観的な人間である。
悲観的というか、「とりあえずいったん最悪のパターンを想定して心の準備をしておく(あとで現実はそれよりマシだったという安心をするために)」という考え方の癖があって、

だから、
いずれにせよ残された時間はそんなに長くないんだろうな、
と、心のどこかでずっと思っている。思うことにしている。


なのに、あんな幸せなライブの最後に「未来はHappyだらけ なぁそうやろ?」って歌われたら、
信じたくなるじゃないですか。未来。とか。

 


西から昇った太陽があったとして、
それがどこまで昇るのか、いつかまた沈むのか、誰にもわからない。だって誰も見たことがないから。

全然予想できない物語がこの先にあるのだ。ねぇ、そんなの、


最高にわくわくするね。

見たことない景色を、これからも一緒に旅しよう。

 

「終わらせないさ 俺らの物語」

 

そうやってあなたが歌うなら。