(仮)

好きなことを好きなだけ語るためのブログ

愛する人は。(2023年11月19日、イルミラクル奈良公演)

7年待った凱旋だった。

7年待った推しの凱旋公演の1日は、



ものすごく忙しかった。

(※日記です。ライブの感想あまりないです。)



前日、水色と花冠を入れたネイルで、解禁されたばかりのボジョレーヌーボーをしっかり飲んで、
案の定、ソファで寝落ちした。

朝、目が覚めて笑ってしまった。
こんな大事な現場の日に、コンディション整えることよりも「目の前の愛を貪る」ことに走ってることも、なのにちゃんと朝、支度が間に合う時間に目が覚めることも。
いちばん気に入ってる水色のワンピースを着て、最近買ったこれもお気に入りのコートと靴。昨日からTLは、いかに奈良が寒いかを語る前乗り勢のポストで席巻されていたので、ブーツにするか悩んだけど、天気予報では、今日はそこまででもないかもしれない。新しい靴にする。

朝ごはんを買って、新幹線に乗る。油断すると、つい癖で新大阪まで行ってしまいそうになるので、ちゃんと京都で降りないといけない。
11時30分からの特典会に間に合うように向かっていたので、きっと同じ新幹線に同じ目的地の人もたくさん乗ってるんだろうな、と思っていたけれど、京都で降りて、電車を乗り換えるところで、
早速、仲良くしてくださっているフォロワーさんに遭遇した。
一人で現場に行って、一人で帰ってくるけれど、行けばみんないる。現場というのは、そういうもの。

駅から向かう道で見た、なら100年会館は、

すごく、すごく大きかった。

7年前、むすめん。全国47都道府県ツアーの奈良公演で奈良に来たとき、
1部でふるさとを聴けて幸せな気持ちと、2部のチケットが取れないことに絶望する気持ちを抱えたまま、
確か1部のMCでも話題に出たんだったと思うんだけど、Heart Beatsの撮影場所を聖地巡礼しよう!という話になり、1部と2部の間の時間に、なら100年会館まで歩いて行って、写真を撮って帰ってきた。
結局、当日券で2部も入ることができて(当時は、チケットが完売していても当日入場してみて空きがありそうなら当日券を出してくれることが、ライブハウスの公演ではわりとあった。)、
それが「なら100年会館でできるくらいになったら『凱旋』公演を」という、私が7年引きずるMCの回だったわけですが、

その7年前に見たときより、なら100年会館は、ずっとずっと大きく見えた。

特典会は、えっと、予想外のビジュアルで推しが入場してきた瞬間、「あっ壁ドンはやめよう!」って思いました。だってあれ無理やろ。大仏様に壁ドンされるのは流石に無理です。
(…………でも、いま思うと、それはそれで楽しそう、だったかもしれない。)

でも、あれのおかげ?で、始まる前からめちゃめちゃ楽しかったし、
なら100でぷんちゃんと話してる!って事実でもういっぱいいっぱいで、
えっ、なら100なのに、ぷんちゃんと普通に話してる! すごい!(???)って浮かれたまま、
「つれてきてくれてありがとう」「そんな、こっちこそありがとうやねんで」
って話をして、

ここで言いたい、言おう、って思ってたことをちゃんと言えたこと、
思ったよりもずっと喜んでくれたこと、
すごく嬉しかった。言わせてくれてありがとう。

しかし、この日は忙しかった。

一人で現場に行って、一人で帰ってくるけれど、行けばみんないる。現場というのは、そういうもの。
というフラフラした生き方をしている自分にしては珍しく、約束がいくつもあった。
会いたい人がたくさんいたし、ばったり遭遇してお話できた人もたくさんいて、
たぶん、ライブの開演までに話した人の人数でいえば、今まででいちばん多い日だったくらい。

それから、どうしても行きたかった「おしゃべりな亀」。
7年前のファンダカードは、もう聴けないので、ざっくりしか覚えてないけど、
あの洋食屋さんはここなんだ、ってことに、私の中ではなっていて、
だから、どうしても行きたくて。
お昼時だったので地元の人も観光客も多くて混んでいたんだけど、
大丈夫オタク整列には慣れています、と思って並んで、
オムライス美味しかった! ここもまた来たい。

並んでるときはちょっとヒヤヒヤしたけど、結局、グッズ販売の集合時間にちょうどよく戻って来ることができて、
日替わり2Lすごく嬉しかった。

という、ものすごく忙しい1日だった。そして、ライブ。
座席は2階バルコニーの最後列、入場してから会場内を階段で上がっていく構造がアトラクションみたいで楽しい。
席に着いたら、自分の前列3人みんな、知ってる人だった。一人で現場に行って、一人で帰ってくるけれど、行けばみんないる、現場というのは、そういうものですよね、本当に。
相変わらずオペラグラスは上手く使えないので、水色のペンライト思いっきり振ろう、と決めて、

ライブは、

愛する人はぷんただけ!

その一言だった。

この日のぷんちゃんは、客席を本当にずっとあっちこっち見て幸せそうにしてるのが、2階から見ててもわかるくらいで、
水色のTシャツもペンライトも目に見えてたくさんの会場だったので、
それが本当に愛しくて。

回替わりリクエストコーナーはどちらも、予想外だったけど、意外ではなかった。
2曲とも、それぞれ別の理由で、ああ、ぷんちゃんらしいなその選択、って、すとんと納得した。

Rabbit Jump!!に関しては、広島のたじファンと交代で入ることは、あるかもしれない、あったらいいな、と密かに思っていて、ほんとに来た!と思った。
この曲の歌詞、私とても好きです。
二人ならばどこまでもゆける、君がいればもっと強くなる、
頂点を目指し跳ね続ける人が、そう言ってくれるなら、ずっとそばにいたい。
そう、そばにいたいよ、って言えるの幸せなことだと思う。
Polarisの「そこには光があった」、強くて、あったかかった。超満員のペンライトの、水色の光のひとつになったこと、忘れない。

それから、オーロラ曲技団。
広島でセトリ落ちしたとき、そっか、新曲が増えるから仕方ないんだな、って思ったけど、
この曲は、なら100で聴きたかったなって、それは強く思っていたので、
とても嬉しかったです。歌う前にトントンって胸を叩くのが見えて、全然言葉にできないまま、
同じ気持ちだよ、って思った。

終演後、
一人でホテルの部屋に戻ってきたら、全身の力が抜けてしまった。
ああ私ずっと緊張してたんだな今日、って思って笑っちゃった。
もちろん終わって欲しくなかった。楽しくて幸せで終わって欲しくないライブだったし、1日だった。けど、

「7年待った凱旋」を「無事に」「楽しく幸せに」「完了する」のを見届ける、

ということが、たぶん、私にとってはすごく、すごくすごく物凄く大切で、きっと、王国民でいる上での背骨みたいなものになってたんだろうなと思う。
だから、「無事に楽しく幸せに終わった」ことの安心が、とにかくまずは大きかった。
こんなにも自分にとって大切な夢だったんだなって、終わって改めて実感した。

7年間、色んなことがあって、めちゃめちゃめちゃめちゃ色んなことがあって、
ずっと真っ直ぐ進んで来られたわけじゃない。
でも、ここまで辿り着いた。


終わったね、終わったんだ、なら100年会館に、凱旋を果たした。

それなのに、
そこで「また帰って来たい」って言うの、
ちょっと信じられないくらいかっこいいですよね。ほんとずるい。
この状況で、それを言う覚悟。いま夢や未来を口にすること、簡単じゃないのに。

でも、そう、簡単じゃなくていい。

私は、こういうとき、まっすぐに信じることができない。
叶うよ間違いないよ、ぷんちゃんの夢だもん、って言えるオタクにはなれない。

だけど、叶う保証なんてなくたっていい、それでもあなたについていく。
っていうのは、心の底から言うことができる。

「手に入る保証なんかないぜ それでも向かうんだ」だし、「あなたが望むなら地獄だっていい」。
その過程を、勝利も失敗も全部まるごと夢を共有できること、一緒にその旅を続けることが、
私にとっての「推す」ことなんだと思った。



気力でおやすみラジオの前にシャワーを浴びて髪を乾かして、
ぷんちゃんが、これからも歩いていく、一緒に、って言うなら、ぐにゃぐにゃになってる場合じゃないから。
まだまだ長生きしなきゃいけない。

愛を伝えられること、それも、全力の大声でぶつけていいんだ、っていうこと、
全然当然じゃない。
だから、推していられること、本当に本当に本当に、本当に本当に本当に嬉しいよ。
ここまで一緒に来られたこと、これからも一緒に行けること、ほんとにありがとう。

愛する人は、


ぷんただけ!!!!!

 

 

2023.11.20

ロビ